読んだ本:起業家の本質

2006年に発売された本で、原書の発売はその1994年。アメリカで、.com ブームが始まる前に書かれた本なので、ネットの起業家が次々と出てくる前に書かれた本。

帯にグッドウィルの折口氏の名前があるなどして今となっては少し微妙な感じもしないではないけれども、内容的には起業家に求められるメンタリティが実体験に基づき記載されている非常に秀逸な内容の本だと思う。



この本の本文は以下のような文章で始まる。

 若い方であろうと、年配の方であろうと、これから初めて会社を作ろういう読者にお話ししたいと思います。
 会社を設立すると、あなたは極めて特殊なクラブに所属することになります。自動的に加入が決まり、入会を申し込む必要もありません。会員資格は無期限に有効です。皆さん、恐怖のグラブへようこそ。
 私自身ずっとこのクラブのメンバーであり、その恐怖を知ってからおよそ35年にもなろうとしています。ここで味わう恐怖は、これまでにあなたが経験したことのない恐怖であると明言できます。
起業行か自身が体験するであろう、様々な困難やそこで感じる恐怖を端的に表現するところから始まり、そこから筆者自身が体験した成功困難や、乗っ取りの企てやリスク回避の方法、などが書かれている。

少々時代的に古い内容であることや、アメリカの話であるので今現在の日本の環境に適した本かというとそうでもない部分も多いが、それでも考え方として参考になる部分は多い。

本気で事業を大きくしたい人なら読んでおくべき本。











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このページは、が2010年10月25日 10:00に書いたブログ記事です。

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