味の素社長 伊藤雅俊氏 ~ カンブリア宮殿

2010年11月12日放送 カンブリア宮殿からのメモ。

味の素の「ほんだし」が非常に売れている => 最近ちゃんとだしをとる人が少なくなっている

東京有楽町に味の素の仕掛けで「だしカフェ」
菊乃井 村田シェフがお吸い物とみそ汁を提供。無料。
馴染むことが大事で、若い人に知ってもらうことが目的。






昨年100周年
従業員 2万7000人
売上高 1兆1700億円

100年前帝国大学の池田菊苗
湯豆腐はなぜうまいのか?  当時は、「甘味」、「塩味」、「苦味」、「酸味」の4つと考えられていたが、湯豆腐のうまさは、このどれにも当てはまらない。
研究を重ねて発見。=>アミノ酸の一つ「グルタミン酸」の味

そのうまみを商品化したのが、味の素の創業者鈴木三郎助

1909年、味の素誕生
当時は小麦粉から作られていた。
宣伝文句は「理想的調味料」「食糧会の大革新」。チンドン屋を使って大宣伝。気ぐるみを利用。

早くから世界に進出。戦前からアジアなどに展開。

創業60年くらいで激震。アメリカで中華料理を食べた人が頭痛などを発症。
日本でも伝えられ、マスコミ等で大論争に。その後、アメリカの調査報告書で無害が報告される。

1970年 大阪万博の年、「ほんだし」発売。あっという間に拡大。
1973年 カップスープ発売。
1978年 Cook Do (中華合わせ調味料) 現在年間1億個のベストセラー
=> 常に日本の食卓をリード。

伊藤社長の休日。=> 趣味は料理
スイス人シェフ、アシュワンデン氏が自宅を訪問。2人でクノール中華スープを開発。

「おいしいものは人を幸福にする」

100年企業としての成功の理由
・うまみはいろんな機能がある。一つはおいしくする機能
・アミノ酸出会ったことが幸い。医薬や健康に広げることができた。
・「食」「アミノサイエンス」「医薬・健康」という3つの分野が順番に広がってきた。

若い時にマーケティングをしているときに、シェフから教えてもらったり、海外のレシピをチェックするなどして料理は覚えた。

海外拠点は22箇所、130カ国以上で販売。
現地の食生活に合わせた商品開発。
地道な活動で販路を拡大(1個60円~)

創業の翌年から海外に進出 =>日本人のために商売を始めたが、人類にとって必要なもの
ASEAN の国では、どこでも同じ地道な活動を行っている。

3つの"現"
・現地言をしゃべる
・現地の食べ物を食べる
・現地の人を好きになる

アメリカの企業は、アメリカの味を全世界に向けて売る。味の素は現地の人に合わせて売る世界企業。

国によって全く好みが違う。日本はカツオが好きだが、ベトナムの人は豚が好きで味が全く違う
使われている技術は、最先端の共通のものを利用

毎日食べるものを提供している。=> 市場に行かないと分からない。

新宿に去年の3月、味の素の化粧品ショップを開店。
アミノ酸入りの化粧品を販売。

病院で食事をとることができない患者さんのための点滴 => 味の素製品

人体の2割はタンパク質、20種類のアミノ酸で構成。

研究者1200人、開発費 356億円 => 常にアミノ酸の機能、作用を研究している。

パソコンのCPUの絶縁体として使われるフィルム => 200億円の売り上げ
副産物から生まれた。

現在、理科系就職人気企業ランキング1位
研究開発は、基本的にはアミノ酸から派生。

生き物は基本的にアミノ酸 => 無限の可能性

アミノ酸のパワーで挑戦をし続ける

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