強まる景気の「二番底」懸念 ～ 大和スペシャリストレポート

・世界経済の変調
世界の景況感 => 鈍化傾向が鮮明に。

アメリカの景況感、経済対策は4～6月期がピークで雇用と所得が伸び悩み伸び率がゼロに。
中国経済 => 経済の引き締めで、景気循環信号指数が落ちてきている。
欧州経済 => 財政再建を進めている。

正味の財政再建は、日本はマイナス。
世界的な通貨安競争、保護主義化。

・日本経済、強まる二番底懸念
輸出が頭打ち感が出ている。国内の景気に影響。
現状は企業の想定以上のことが起こっている。あわてる企業 => 急速に生産調整。
エコ経済対策の反動も出ていきている。=> 各国とも対策が終わると、元の水準よりさがってしまう。

10年度末にかけて、2番底懸念が高まっている。
景気は後退局面に入ったという声が増えている。

・景気復調のシナリオ
日本の景気が復活するには => 外需
中国経済が「政治の季節」で再拡大を期待。新しい人事になる1年くらい前から需要が上がる？
アメリカ経済も2011年には回復と予測。アメリカの設備投資等が増える見込み。

政府、日銀の「ボールの投げ合い」から「連携」へ
11年度以降、外需をきっかけに復調。政府、日銀の政策も下支えして、2番底には至らない。