シャチハタ社長 ~ カンブリア宮殿

2010年12月16日放送、カンブリア宮殿からのメモ。

ゲスト: シャチハタ株式会社 社長 船橋信吉朗 氏






今やシャチハタはハンコの代名詞と言えるかも。
誕生から42年、1億5000万本を売った。

創業はスタンプ台の専業メーカー => それを否定してシャチハタ印に => 今後は電子印に。

愛知県・稲沢市 シャチハタネーム印の稲沢工場
=> 年間400万本、32億円の売り上げ。

ネームインが押せる回数 => 4000~5000回は連続で可能。インクを変えればそれ以上。

印面 = インクを押す部分 ~ ゴムになっておりそこに微妙な穴があいている。
ゴムにカーボン、塩を混ぜる(最後に塩を水で抜く)ことによって微妙な穴が開いたスポンジ状のゴムになる。2層になっていて、インクに近い方が粗く、印面は細かい穴。

わたなべ の「べ」の字だけでも130種類ある。=> シャチハタはすべてに対応。
印鑑用につぶれそうな文字を修正して文字をそれぞれ作る。
読める文字は13文字程度まで入る。

弁当箱(金属やプラスティック)やハンカチ(布)におしても消えないハンコ。=> 水にぬれても消えない。
ネットで図柄を作り、注文すると送ってもらえる。

下着に名前を押しておくと浮気防止になるかも by 小池栄子
ローラースタンプ => 「取り扱い注意」などの印字用

個人情報保護スタンプ => お寿司のネタのような魚の感じが並んだ印鑑

大正14年 スタンプ台の専業メーカーからスタート => シャチに旗の絵でシャチハタ
創業家の社長

当時はスタンプ台も非常にたくさん売れていた。しかし、スタンプ台だけ売っていては危ない。
=> スタンプ台のいらないゴム印 => 主力製品を否定することだった

新しいものを作るために、現在あるものを否定しなければならない。

インクが染み出るゴムが作れないかを専門家に聞いて回った => あまりいい答えが出ない => 自分たちで作り始めた。=> 製品化 Xスタンパー (昭和40年)

昭和45年の万博でスタンプとして利用されて有名に => テレビ広告で爆発的に売れるように。

売れたものの返品が相次いだ。印面がぼろぼろに。
当時は植物性のインク油を利用していた => ゴキブリのえさに => ゴキブリが嫌う成分を練りこむことで解消

最近は、電子印鑑を開発、展開。
印鑑部分をクリックすると、いつ、誰がおしたか、も分かる。

注文書を発行 => 2分後に相手から電子印鑑付きで注文成立
発酵した側からは電子商取引なので、収入印紙がいらない。税金が節約できる。

商品のサイクルは30年
自体が変われば使われ方も違う。不安と期待のバランスを考えながらやらなければならない。
将来の不安のほうが大きい。不安が新しいものを作る原動力になる。

日野自動車 => シャチハタの特殊インク 締めたボルトに印。シャチハタが耐熱性が高い。
シャチハタは最先端のインクメーカーでもある。
金属やガラスに押せて、拭いても消えないインクなどを開発している。

フィリピン Artline という筆記具が売れ筋 ~ シャチハタの製品

アジア・オセアニアのシャチハタの代理店会議 => 2年に1度
世界76カ国で販売、売上の3割は海外

香港では、コピー商品が出回っている。 => 蓋がとりにくく、インクがにじむ。

シャチハタは、インクとゴムの素材メーカー

素材があって用途に合った商品が作れる。素材がなければ何にもならない。個性のあるモノづくりのために自社で創造して開発する必要がある。中小企業は技術を持っていないと生きていけない。

新商品開発会議 => お母さんからの要望に「折り紙」の要望が多い。
プラスティックの加工などもお手の物
一発で折り紙が作れるプラスティックの型 => 役員会議で商品化が決定

会長は常に危機感を維持している。
新しいものに対する欲求は、将来に対しての不安などから駆り出される。
そのような気持ちがない企業は抹殺されていくだろう。

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