タグ「起業本」が付けられているもの







米国のコンサルタントが書いた本。原著は1996年に出版




まえがき

あなたは100万ドルのアイデアを手に入れた。
あとは、やるかやらないかだ。

成功に方程式など無い、きまりきった方法では成功できない。

ビジネスは、理論ではなく実践だ。

アマゾンなどの起業関連の本の中では、以前からかなり評価が高い本。



パイを焼くことを仕事にしているサラを主人公にして、物語的に起業をする際に、起こりがちなことや目指すべき方法性などを分かりやすく示している。

「あなたの事業はあなたの人生ではない」
「起業家」「職人」「マネージャー」という三つの人格が共存しにくい
あなたがいなくても会社が回る仕組みにする
仕事を移譲するのはよいが、管理を放棄してしまってはいけない
事業のパッケージ化
など

アメリカの起業家研修や、経営コンサルタントが教える内容がよくわかる内容になっている。

自分で事業を始める前、始めた後にそのプロセスで起こった問題などを確認する際に読むぺき本。必携。

読んだ本:起業家の本質

2006年に発売された本で、原書の発売はその1994年。アメリカで、.com ブームが始まる前に書かれた本なので、ネットの起業家が次々と出てくる前に書かれた本。

帯にグッドウィルの折口氏の名前があるなどして今となっては少し微妙な感じもしないではないけれども、内容的には起業家に求められるメンタリティが実体験に基づき記載されている非常に秀逸な内容の本だと思う。



この本の本文は以下のような文章で始まる。

 若い方であろうと、年配の方であろうと、これから初めて会社を作ろういう読者にお話ししたいと思います。
 会社を設立すると、あなたは極めて特殊なクラブに所属することになります。自動的に加入が決まり、入会を申し込む必要もありません。会員資格は無期限に有効です。皆さん、恐怖のグラブへようこそ。
 私自身ずっとこのクラブのメンバーであり、その恐怖を知ってからおよそ35年にもなろうとしています。ここで味わう恐怖は、これまでにあなたが経験したことのない恐怖であると明言できます。
起業行か自身が体験するであろう、様々な困難やそこで感じる恐怖を端的に表現するところから始まり、そこから筆者自身が体験した成功困難や、乗っ取りの企てやリスク回避の方法、などが書かれている。

少々時代的に古い内容であることや、アメリカの話であるので今現在の日本の環境に適した本かというとそうでもない部分も多いが、それでも考え方として参考になる部分は多い。

本気で事業を大きくしたい人なら読んでおくべき本。





2003年に出版された本。

出版から7年がたっているが、依然として成長を続けている「ユニクロ」の初期の段階からの発展のストーリーと、その時々で創業者の柳井氏がどのような問題に直面して、何を考え実行したかが書いてある本。何度か読んだが、新しい発見が読む度ごとにある。

ビジネススタートアップの観点で重要と思われる部分を一箇所だけ引用

事業を始めるときには、ぼくはいつも最終形を考えるようにしている。こうあるべきという目標を定め、それに向かって行動することが大事。誤解を恐れずに言えば、到達できるかはあまり問題ではないのだ。人は高い目標があるほど、頑張ろう努力する。低い目標だったら努力しないのではないかと思う。(p87)

1



最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。